石葉 朝食編 2019/08/28
湯河原(神奈川)の旅館『石葉』さん。
おはようございます! 「翠」のお部屋はお布団の上げ下げしてもらっている間、待合室に。ジュースいただきました! オレンジジュースとヨーグルトドリンクです♪ オレンジジュースは、前回は酸味、今回は甘味、強く感じました。何かと何かをブレンドして作ってるっていう話だったっけな・・。手作り感があって、私はこういう味の違いは好きよ。
そして朝食です! いただきます♪
冷奴。
冷奴の薬味。
割り醤油。冷奴にドバッとかかっても辛くなり過ぎなかった!
焼き魚(鯵)。
玉子焼き。今回、石葉さんのこの味が、ものすごくしっくりきた。「あ、コレコレ!」という感じ。
香の物。茗荷、きゅうり、たくあん。みょうがのおしんこ、ダーリンが「旨い!」と。よく浸かっていて美味しかった。きゅうりは、シャキシャキ感が残っていて深漬けではなく、ぬか漬けの風味がほんのりする。
かまぼこ、わさび漬け、明太子。かまぼこの弾力がすごい! このかまぼこを厚切りにしてるのがすごい(笑)!
お浸し。小松菜シャキシャキ。お出汁の味が浸みわたってる。ダーリンが絶対的に好きな味!
梅干し。ダーリンは最後梅茶漬けに。私はお煎茶と一緒に♪
大根+葱味噌。大根がやわらかく、芯まで味を浸ませてあった。上に乗っている葱味噌がこれまた絶品で。感動的な美味しさでした。これは、食べ終わるのが惜しくて最後まで取ってあった!
あさりの味噌汁。前回同様、感動的なあさり。たかがあさり、されどあさり。食べながら思った。この朝食、外で食べたらひとり5000円取られても全然おかしくないと思う・・と。(いや、5000円じゃ明らかにすまないような。これだけ美味しかったら、それでも不満ないかも。)
御飯。美味しいから食べ過ぎて困る。
そういえば・・今回は、特に何も言わなくても、夕食も朝食も、大きいお釜で炊いてくれたようで、たっぷりお茶碗2~3杯分ずつくらいありました。前回の宿泊が記録されてるんだろうな。いろいろピッタリにしてくれる。2回目にして石葉さんの凄さを実感。
とても美味しいお豆腐でした。夕食で頂いた「湯葉餡」と同じ味がすると思った。これも「湯河原十二庵」さんのものなのかな。絹ごしのなめらかさと、木綿の濃厚さを併せ持っているようなお豆腐。ダーリンの出身地が水のとても美味しいところだったこともあり、美味しいお豆腐、たくさん食べてきたけれど、それを超えちゃった。
デザートとコーヒー、紅茶。
キーウイとブルーベリー♪
ダーリンはコーヒー。
私はミルクティー。
ミルクティーのミルクは温めてありました!!
今回ふたりで盛り上がったのはこの掛け軸。生涯懶立身。『生涯、立身出世にものぐさであり・・(良寛)』。ダーリンのキャッチフレーズみたいだと思った(笑)。面白かったからついでにメモっとく。「生涯懶体現(=生涯ものぐさを実践!)」「生来懶出身(=生まれつきものぐさです!)」。これの方がピッタリ。(私が言ったんじゃない。本人がそう言った。)
これには続きがあり「騰々任天真(うとうととして、あるがままの天真に任す)」。思えば私の30代には、立身の欲も野望もあった。しかし40代でそっち方面の人生を諦めた。挫折も感じたし、プチ自信喪失も。しかし50代に突入し、そんなことは大した問題ではなく流れに身を任せて生きていけばいいんじゃないかなと思い始めていたところだったので、この掛け軸が妙に気に入ってしまった。
今回もいい滞在だった石葉。雑事すべてから解放されて、童心に帰って、無邪気に夏休みを楽しんだような気分でした。秋雨前線の影響で2日目の朝は大荒れで、どしゃぶりの雨の中の露天を楽しみ(?)ました。部屋に帰ろうと思ったら、再びどしゃぶりで大浴場前のベンチで雨宿り。石葉さんにいると、そんなことのひとつひとつが楽しい。雨に降られて空を見上げる子供になった気分。ちょっとしたタイムトラベル。完全に石葉さんのとりこになってしまいました。ちなみに宿を出るときもどしゃぶりで、大女将に「お気をつけて」と見送ってもらいました。前回は緊張しててお顔をよく見ることができなかったのだけれど、目を合わせてみれば、小柄で飾らない雰囲気のとても優しい目をした方でした・・!
今日のナンバー1!