食レポ日本一!

温泉旅行が趣味の食いしん坊中年夫婦。夫と美味しいものが食べられる幸せをかみしめつつ、食べたものを写真で記録しています。

石葉 夕食編 2019/09/24

湯河原(神奈川)の旅館『石葉』さん。

到着
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今月も来てしまった石葉。「松茸プラン」に惹かれて、我が家にしては珍しく急な予約なりました!

お着き菓子
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お着き菓子が、毎回とても楽しみな石葉さんです。

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「秋」♪ 栗だ!とうれしくなった。

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冷たい明日葉茶。白木のコースターが、部屋の雰囲気とあっていて、石葉さんの世界にグッと引き込まれる感じがします。

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明日葉茶のおかわり。

今日のお部屋
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お着き菓子
[画像がありません]お着き菓子
きんとんの中にあんこ。 栗の素朴な味わい、というよりは、なめらかに練られている栗きんとんにあんこがくるまれていました。

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食べ終わるのが惜しくて眺めてるの図。わりとしっかりとした甘さでした。

お部屋
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今月は違うお宿に行こうと思っていたのだけれど、石葉さんの「松茸プラン」みつけたら、いてもたってもいられなくなった。

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8月の宿泊で食べた「鱧ジュンサイ」。あの味が「鱧・松茸」になったら・・旨いにきまってる!!と思った。

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8月の宿泊で食べた「茄子の薄衣揚げ」。あれが松茸だったら・・と思ったら、行くしかない!!と思った。

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ウチ全然お金貯まらない。こんなことでいいのだろうか?!と思ってはいるのだが、、私もダーリンも「今しかできないことをする」これがモットー。よって今月は、石葉さんで贅沢松茸三昧。もしこの1年以内にダーリンが急逝するようなことがあったら、私は「松茸を食べさせてあげたかった・・」と大後悔するに違いないと思う。そういう後悔はしたくない!!だから自分の贅沢を許してやることにした。

風呂上りの1杯
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私がお風呂から帰ってきたら、ダーリンはビール1本開けてた!

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私はお風呂上りに冷蔵庫から野菜ジュースを。カゴメ野菜ジュース、気に入ってる。「低塩」で風呂上りの塩分補給にピッタリ。

お部屋
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食事を待つ間、ぼーーーっと外を眺めていたら、きれいな鳥がつくばいにやってきました。左真ん中よりちょっと下。黒と茶色の小鳥。もっと近づいて撮りたいなと思ったら飛び立ってしまった。ビックリさせてごめんね。

お品書き
[画像がありません]お品書き

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ビール
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ダーリンはビールでスタート。


[画像がありません]水
私は冷蔵庫からお水を。

食前酒
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「長陽の節句」にちなんだ食前酒。かえしの間にしのばせてあった菊の花びらを杯に入れたら、仲居さんがそこにお酒をついでくれました。

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素敵なお銚子です。

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お酒も菊にちなんで「喜久酔」。どちらかというと辛口かな。香りと、旨みと、スッキリ感と・・美味しい要素がバランスよく兼ね備わってるお酒・・ってな感じの感想でした。こういう美味しお酒を出されると、アルコール弱いのがホント悔しい(笑)。

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先付
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そして先付。どなたかのブログにこの写真があがっていて、これ何??と思ってた。(キウイとほたての肝??なわけないよね、とかダーリンとふたりで笑ってた。)お品書き見て、仲居さんの説明聞いて、なーるほど!

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下は秋茄子。とてもとてもきれいな色。秋茄子の旨み。歯ごたえが適度に残っているのもいい感じ。大変旨い!

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伊勢海老。昆布締めにして焼き目をつけてあるんだそう。昆布で締めてある分だけ海老の味が凝縮されているようでこれまた美味かった。

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新栗。ホクホクとシャキシャキの間で炊いてあるそう。まだまだ甘味は薄いです。でも栗の風味が口の中でホワンとして、秋のはしりの贅沢を味わった気分でした。

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旨酢餡。美味しい出汁の味にほんのり酸味。餡のトロミ加減が絶妙で素材によくからみます!

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生姜をからめて。これもグー♪

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折敷が先月から変わりました。お月見をイメージさせる折敷と箸置き。うさぎがかわいい。

八寸
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丘ひじき、利休麩、葡萄白和え。デラウェア?みたいなサイズの葡萄が入っていました。石葉さんは、白和えがとても美味しいです。湯河原十二庵。

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新銀杏。いいねぇ~。秋だねぇ。香よし。味よし。歯ごたえ絶妙によし。

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紫ずきん辛煮。京都の「紫ずきん」という枝豆を炊いたもの。枝豆がプリプリでした。美味しいお醤油味。「殻をチューチューすると美味しい!」とはダーリン談。

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後ろにあるのが子芋唐墨。子芋の唐墨おかき揚げ。子芋は、煮崩れしないように前もって炊いてあるそう。唐墨の旨みもいいアクセントなんだけれど、子芋そのものの煮つけの味が絶品で、それが印象的。

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鹿ロース。中に長葱。低温調理だそうです。どうりでとてもやわらか。伊豆は鹿肉名物で、過去には伊豆で鹿肉ステーキ食べれるところはないか、と真剣に探したこともあった。結局食べれず終いだったのだけれど、ここで食べれたとは!鹿肉の感想は、野趣あふれるお味、といったところかな。

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丸十蜜煮。これは石葉さんの定番なんだね! 3回目ともなるとそういうこともわかってきて楽しい。そう、私の今の趣味は「石葉研究」なのだ。

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秋鮭寿し はじかみ。脂ののった鮭。口の中でとろけました!

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これが美味しかったのなんのって。一口食べて悶絶美味しかったから写真に収めたの図。

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食べ終わるのが惜しくて最後まで取っておいたのがこの2品。秋鮭寿しは、シャリに白ごまが混ぜてあって、ゴマの香りもすごくいい。絶品でした。

ビール
[画像がありません]ビール
ダーリンの2本目。


[画像がありません]鍋
鱧 松茸 酢橘。「松茸プラン」本日1品目の松茸です! 「香ってみてください」とオススメされて、手に取り松茸をクンクン。うほっ。今年は松茸が遅れているそうで、今日のは北海道産だそうです。立派な松茸です。

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鱧の骨も入れて取ったお出汁を張った鍋が温められ、仲居さんがその場で仕上げてくれます。最初は、鱧は鍋に入れず、松茸だけ。1杯目は、松茸の美味さをストレートに。酢橘をしぼらずそのままでどうぞ、と。んーー素敵な食べ方♪

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いわゆる「つぼみ」ですよ、これは! 大変いい松茸が、惜しげもなく使われています。感激です。

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2杯目。鱧と一緒バージョンの松茸くん。お好みで酢橘をどうぞ、と。私は最後まで酢橘は入れませんでした。松茸と鱧とお出汁を味わっていたら、それで十分過ぎて、酢橘を入れる間がなかった!

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先月(8月)に食べた「鱧じゅんさい鍋」の鱧も本当にやわらかで驚くような旨さだったのだけれど、今回も。葛うちされていないです。とても口当たりがいい。葛でコーティングされていない分だけ、鱧の美味しさがストレートに感じられる気がします。

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美味しかった。本当に本当に・・。笠のところと軸のところは味が違うんだ、なんてことも発見。笠のところの旨みが濃い。絶品。こんなに美味しいと、来年の秋も石葉で松茸食べたくなっちゃうなぁ・・。

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松茸と言えば「土瓶蒸し」だけれど、なぜこの松茸プランでは「鍋」に仕立ててあるのか、仲居さんとお話しをしているうちにわかってきました。せっかくサイズ味ともに立派な松茸を使っても、土瓶に収めるには切らなくてはならない。「焼き松茸なみの豪快さで、土瓶蒸し並みの美味しい椀物が食べれる」これが石葉さんの松茸の鍋。理由がわかってさらに感激のふたりでした。

お造り
[画像がありません]お造り
かつお、めいちだい。あしらいはツルムラサキの芽。

お造り
[画像がありません]お造り
かつおは「辛子醤油」が料理長のオススメとのことでした。

お造り
[画像がありません]お造り
めいちだい用のお醤油。

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皮と身の間に脂があるのだそう。皮にこまかく包丁が入っています。わらでくるんで焼いてあるそうで、香りが素晴らしい!

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山葵がやわらかく擦ってあり甘味があって美味しかった。そのまま食べて美味しいくらい(鼻にツンとくるけどね)。ツルムラサキの芽、おいしかった。ちょっと粘りがありつつ、シャキシャキ感もあって。

足柄茶
[画像がありません]足柄茶
私の2本目。冷蔵庫より。このお茶、美味しいのだ。

焼き物
[画像がありません]焼き物
子持ち鮎炭火焼き 酢橘

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下は「くずの葉」。炙られてとにかくいい香り。

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9月になると鮎のサイズがデカくなる。頭としっぽは落としてあります。しかし上手に焼いてあるんだと思う。基本、骨まで食べれました。

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いい焼き加減じゃありませんか! そして実際、かなり美味しかった。

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卵ぎっしり!! ダーリンが「旨い!」と。ダーリンは焼き魚の卵を美味しいと言ったことがない!

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卵と、身の旨味と苦み。すごいです。鮎好きな人多いけど、今年は、石葉さんと柳生の庄さんで鮎をいただいて、そういう人たちの気持ちがよくわかった。稚鮎から、少しずつ鮎が大きくなっていき、そして秋にはこんなに美味しい子持ち鮎が食べれるなんて・・。春から晩夏まで、鮎の変化を楽しむ食の旅なんかステキよねぇ。

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最後は酢橘をしぼって。酢橘のアクセントで、さらに味わいが広がって大満足でした。

お凌ぎ
[画像がありません]お凌ぎ
手打ち蕎麦 陸蓮根 山葵。二八蕎麦だそうです。料理長、蕎麦も打つんだ・・!

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陸蓮根とは、オクラのことでした。上は山葵。こちらはお造りの山葵とは違って、ツンとしたアクセントが際立つように擦ってあった。その方がそば向きだよね。

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下に出汁が敷いてあり、マゼマゼしていただきました♪ 出汁とオクラとそばと・・バランスがすごくいい。オクラがとても細かくしてあって、ネバリというよりもトロミのようにさえ感じました。

蓋物
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蓮根饅頭 べっこう飴 辛子 みっかび豚。

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器もすてき。

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レンコンチップが旨い!!とはダーリン談。確かに旨かった。上は辛子。

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蓮根饅頭。摺った蓮根と白玉粉を合わせたものだそう。なるほど~。蓮根の風味とネットリ感とスベスベな食感!

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中に忍ばせてあるのは、静岡のみっかび豚。甘辛とろとろに炊いたものを射込んだ模様です。全部一緒に食べると、中華まんを彷彿とさせるような(笑)。でも、この和食の流れの中にあって、まったく違和感ないです。むしろ、松茸の前後に挟まれてアクセントとなる一皿だと思いました。

強肴
[画像がありません]強肴
きましたよー。二品目の松茸料理♪ 松茸フライ 酢橘

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松茸がフライになってます!! しかも大きいです。こんなに贅沢に松茸が食べれるとは思っていなかったので感激です。

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ものすごーーく細かいパン粉です。しかも、どうやってパン粉くっつけたの?というくらい衣が薄い。

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すごい。技ありなフライです。

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これは大変美味しい松茸の食べ方でした。フライの中に、香りと旨みとジューシーさがすべて閉じこもっていて、余すところなく松茸が堪能できたと思いました。

御飯
[画像がありません]御飯
松茸ご飯 赤出汁 香の物。

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そして御飯も「松茸」! 見た目にも、味わい的にも「すごい」としかいいようのない松茸ご飯でした。昆布で炊いたご飯に、後から松茸を入れているのだそうです。

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松茸御飯って、炊き込みご飯に松茸風味がプラスされているような味になっていることが多いけれど、これはまさしく「松茸のご飯」。松茸が適度に温められ、蒸らされ、昆布で炊かれたご飯と一緒に口に入れたとき、「松茸御飯」として完成する!

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きゅうり、しば漬け、昆布♪

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赤出汁はなめこ

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美味しいのなんのって。来てよかった石葉 松茸プラン。悔いなし!! 松茸の量と質が期待以上で感激だったのにくわえ、松茸そのものの味を楽しませてくれる料理法になっているのがすごく好きだと思いました。

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ダーリン作、お醤油垂らしてみたバージョン。ダーリンはお醤油好き♪ 私は、昆布味松茸飯が好きだった♪

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手前は松茸御飯。後ろは、昆布飯(松茸風味)お新香乗せ。

ほうじ茶
[画像がありません]ほうじ茶

水菓子・甘味
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水菓子
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季節のゼリー寄せ。

甘味
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黒糖わらび餅。

水菓子
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長野パープルとシャインマスカット。白ワインのゼリー。すんごい美味しかった。

甘味
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黒糖わらび餅。やわらかプルンプルン!

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驚くべきわらび餅です。黒糖そのものの味でした。雑味がないです。松茸が美味し過ぎて、かすんじゃいそうなんだけど、本当はこの「黒糖わらび餅」も忘れられない、いえ、忘れちゃいけないくらい美味しい。

おにぎり
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残った松茸御飯はおにぎりにしてもらいました。

お饅頭
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今日も、茶器のところに、さりげなく温泉饅頭が置いてありました。

お茶
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2年前に、別のお宿で大変贅沢な松茸料理をいただいたのだけど、それが私たち夫婦の「一生に一度の松茸贅沢体験」だと決めていました。しかし、それを上回る感動の体験がここに・・。やばい。癖になりそう!!

今日のナンバー1!
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