御宿かわせみ 夕食編(14回目) 2018/09/03
9月3日。今日も福島、御宿かわせみさんへ。
ロビーでお茶とお菓子をいただきました。
きめ細かな泡で今日も美味しかった!
いつものしおみ饅頭。
暑い季節には、塩分もあるこのしおみ饅頭がありがたい。
お部屋でお煎茶をいただきました。
いつもの通り美味しいお茶です!
ダーリンは内湯に入って早速1杯。私は、大浴場へ。
これは道中、安達太良SAで買った私のおやつ。会津山塩シュークリーム。凍らせて売ってるので、かわせみさんに到着した頃ちょうど溶けて食べごろになる。甘すぎなくて美味しい。
「さつき」のお部屋はソファーのすわり心地がとてもいい! 珍しくゴロゴロしながらテレビ見ちゃった♪ そしていざ夕食!
秋だね~!
なんとなんと!かわせみさんはボトルキープできるそうで。なんてリピーターに優しい宿・・。
今日はダーリン、この焼酎をボトルで入れるそうです。薩摩芋焼酎「黒甕」。
翡翠銀杏と自家製唐墨。
銀杏。うれしい!かわせみさんで、こういう超シンプルな銀杏が食べてみたかったのだ。
かわせみさんの唐墨は絶品です。
焼酎水割り作ってみたの図。
銀杏の上には、結晶塩。美味しい銀杏でした。
唐墨には大根とねぎが添えられてます。
唐墨を間にはさんでサンドイッチにするとめっちゃ美味しい。大根もそんなサイズに切ってある!
噛みしめるごとに唐墨の旨みが出てくる。唐墨だけで食べるより、大根やネギと合わせた方が美味しいから不思議な相性だ・・。
甘鯛の菊浸し。
虫かごを取ると・・
赤いのはもって菊。ほんのり甘酸っぱくて美味しかった! 一番下には、菊菜、その上に甘鯛、一番上は、雲丹とわさび。
ひと目見て、菊より、甘鯛より、この雲丹が美味しそうで目を奪われてしまった! 実際とても美味しい雲丹でした。先月の利尻雲丹も美味しかったけど、負けてない。
菊菜。出汁が染ませてあります。春菊みたい、と思って帰って調べてみたら春菊のことだった(笑)。でも、春菊にしては葉がやわらかく、苦みや独特の癖がない。ダーリンは春菊苦手なのに、これは美味しかったって。
甘鯛の上に菊菜を乗せて・・幸せな味でした。
食べ終わるのが惜しくて残しておいた唐墨。お椀の味を邪魔しないように、ここで完食。
蓮餅オマール椀。
上が蓮餅、その手前がオマール海老。
蓮餅。ほんのり甘い。甘味がつけてあるのか、蓮根の自然な甘味なのか・・。ねばりを感じる。味はしっかり蓮根。でもとてもとてもなめらかなお餅!
オマール海老。松葉柚子。
ズッキーニ。うす~いのに、出汁が染みてるのに、シャキシャキ!
オマールのミソ!!
オマールの身に弾力がある。噛みしめて美味しい幸せ。しかも一番出汁とこんなに合うなんて。
このミソが美味しくて! このままチビチビ舐めていたいような、出汁に溶かして飲んでみたいような・・この料理の攻略法が最後までわからなかったのが悔いが残る(笑)!
かわせみさんで、これまで3回オマール海老を食べたけれど、今までで一番美味しかったとは、ダーリン談。
私は、この蓮餅がすごく好きでした。美味しいな・・出汁に溶かしたらもっと美味しいんだろうか・・完全に溶けちゃったらイヤだよね・・などと思っているうちに終わってた!
月見の宴の盛り合せ。
すすき!
むかご味噌醍醐白和え。
子持鮎 煮浸し。
戻り鰹レアステーキ。
白ばい貝酢味噌和え。下は胡瓜。「とんぶり酢味噌ソース」がかかってる! とんぶりがいいアクセントになってるのが面白い。とんぶりのおかげで白ばい貝と酢味噌がよくからむ。
フォアグラトマトの菊最中。
無花果くるみ和え。
粟麩田楽。
戻り鰹レアステーキ。ダーリンが「これ旨い!」と感動してたので、一番先に食べてみた。 美味しかった!!戻りガツオは、ー見たたきのよう。でも、焼いてある。ソースもステーキっぽい。
むかご味噌醍醐白和え。 これ好き! クリームチーズの味噌漬けかなぁ。
むかごと白和えになってる。絶品でした。
粟麩田楽。揚げてある。フワッフワッ! 今月の前菜は粒ぞろいだなぁ・・。
無花果くるみ和え。くるみがとてもとても香ばしく焼いてあった。甘いいちじくの味とからまって、キャラメルコーティングされてるくるみ食べてるみたいな錯覚に何度も陥った。
子持鮎 煮浸し。上の山椒がいいアクセント!
戻り鰹レアステーキ。美味しかったからもう1枚。みょうがとたまねぎ、もみじおろしを乗せて。先付とかで出てきてもおかしくないような逸品です(笑)。
フォアグラトマトの菊最中。フォアグラムースが美味しいのなんのって!
不思議とトマトと合う。トマトの甘味と酸味。フォアグラムースだけ食べても十分美味しいのに、最中にみんな挟んで食べると、まったく別の一品として完成される!
最後まで残しておいたお気に入りはこの3品。今回は、どれもみな美味し過ぎて困った。
本鮪 と 夏九絵造り。かわせみさんのブログでは、本マグロと「名残り鱧焼霜」となっていましたが、私たちには、「夏九絵」を出してくださいました!!先月鱧をいただいたからじゃないかな。
本鮪。
本鮪は土佐醤油で。
夏九絵。
夏九絵も土佐醤油で。
九絵をお造りで食べるのは初めて。口の中で、幾たびにも変化する旨み。最初はコリコリ。甘味がジワッと。噛みしめているうちに旨みがどんどん出てくる!
ダーリンの大好きな鮪のシーズンが始まりました!
中トロかなぁ。口の中でとろけます。大間の本マグロに比べれば、味の濃さは及ばないけれど、それでも文句なく美味しいマグロです。
九絵も美味しかった。最後のひと口はわさびをきかせて。
きれいな鮪です。かわせみさんに来るうちに、「美味しそうな鮪」の色とかキメとかにうるさくなってしまって・・スーパーでまぐろ買えなくなっちゃった(笑)。贅沢病だ。
毛蟹と仙台牛 季節野菜の重陽仕立。
マコモ筍。歯ごたえがいい。美味しい!
焼き舞茸。かわせみさんで食べる舞茸は絶品! 風味が強い。味が濃い。今回も美味しかった。
梅つめダレ。梅ソース。毛蟹にも仙台牛にも合うのでご一緒にどうぞ、とのことでした。
口に入れると、香ばしい牛肉のいい香りが鼻にぬける! そして焼き過減絶妙。脂がとろける。
下には「赤酢飯」。もち米じゃないかなぁ。ほんのり酢の効いたおこわみたい!
冬瓜発見! 美味しかった~。美味しい出汁が染ませてありました。
梅つめダレと一緒に。牛肉の旨さを邪魔しない酸味。
ダーリンは牛肉に合わせてビールを投入!
毛蟹の上にはミソも!
毛蟹にも「梅つめダレ」をつけてみる。蟹はたくさん食べると、しつこい感じがすることがあるけど、このタレをつけるとそれがなくなる。牛にも合うけど、毛蟹にも合う!
ダーリンの最後の一口。赤酢飯と牛で「牛たたき寿司になる」とはダーリン談。
私もやってみた! 美味しかった♪
そして「毛蟹寿司」にもしてみた! あ~美味しかった。
紅茶のソルベ。
アールグレイだと思う。香りをしっかり感じる。後味のよいさわやかな甘味。口の中が見事にリセット完了。
のどぐろ塩焼き。去年初めてかわせみさんでのどぐろを食べて感動した。今年ものどぐろのシーズンが始まるんだなぁとしみじみ。
皮目の焼き色がこりゃたまらん♪ そして見るからに脂のりのり。
これはぜひとも酢橘をかけたいところ。
箸を入れたら、ジュワーッとのどぐろのお汁が!
身がやわらかく、とてつもなくジューシー。
脂がよく乗っているので、口の中でとろけます。今年の冬は、かわせみさんでどんなのどぐろ料理が食べれるのかな、と楽しみになってくるようなひと皿でした。
白石うーめん。
見た目そうめんに似てるけど、そうめんとは違い、うーめんは油で伸ばしていないのだそうです。
冷やしつゆ。器に注いでいただきます。
うーめんって初めて食べる。そーめんよりちょっと太め。弾力がある。
どんこ椎茸。甘辛く煮てあります。
焼き穴子。
錦糸玉子。
三つ葉。
でんぶ。自家製なのかな。美味しかった!
焼き穴子。香ばしく焼いてある。これだけで食べてもいいくらい。
でもなんといっても、麺とからめて食べるのが美味しい! 具がすべて同じ太さ長さにカットしてあって、うーめんと一緒に口に入れたとき、すべてがひとつになる感じがとてもよかった。
しかしそれ以上に感心するのは、このコースの食事にうーめんがピッタリだったということ。仙台牛、のどぐろと、コッテリしたものが続いた後で、ノンオイルで作られているうーめんは、ピッタリでした。
シャインマスカットと梨。
かぼちゃのグラタン。
シャインマスカット。カットしてある! 上品な甘みで、とても美味しかった。
福島は梨栽培も、葡萄栽培も盛ん。福島産だったのかな。
クレームブリュレみたい! 上はなんと「小倉わらび餅」。
合わせて食べると美味しい。
かぼちゃのグラタンは濃厚! コーヒー出していただいてうれしかった♪ コーヒーにぴったりでした。
いつものお夜食。梅とおかか。
しば漬け。
今日も美味しかった! 去年の9月もすごくよかったんだけど、それよりさらに満足度高いような・・。困っちゃうなぁ。ホントかわせみ来るの、辞められない(笑)。
今日のナンバー1!