柳生の庄 夕食編 2019/06/18
伊豆 修善寺(静岡)の旅館『柳生の庄』さん。
柳生の庄さんです。ずーーーっと気になっていたお宿です。到着後、すぐお部屋に案内してくださいました。
美味しかった!
「柳生」って書いてある!
美味しいお饅頭でした。かるかん饅頭に似てるかな。
器もいいね。
ダーリンのは、こんな柄。
思っていたより、ずっと広くて、ずっと明るくて、ずっと使い心地のいいお部屋でした。
以前、隣の「鬼の栖」さんに泊まりに行ったとき、柳生の庄の前を車で通りがかったことがある。
道路沿い「柳生の庄」と書いてある重厚な看板の前に、女将さんらしき方が2時前から立っていらして、「すごい宿だな」と思った。
もう一度そこを通りがかったら、黒塗りピカピカのすごい車が入っていき・・
すげーー!政界の人とか、どこぞの有名人とか、著名人とか、そういう人が泊まる宿?と勝手に想像を膨らました記憶がある。
だから今回、私のかわいい軽自動車クンで柳生の庄に乗り付けていいものかと、私は心底心配していた。
私たち、勘違いな客だったらごめんなさい、と。でも一度泊まってみたかったの、と・・。
しかし! とても暖かく迎えてきただきました。部屋まで案内してくれた方も感じのいい方で、ホッとひと安心。
上質だけれど、お高くとまっている宿ではありませんでした。竹庭に囲まれた純和風旅館の空間は非日常そのもの。楽しく忘れられない滞在となりました。
あまりにもお部屋のしつらえやお庭がいいので、いつになくたくさん写真を撮りました♪
忘れられないのは、大浴場・露天風呂。雰囲気がメチャメチャよかった。一生の思い出に残るような内湯&露天風呂。
そこに向かうまでの空間も素晴らしい。廊下一面大きな窓。そこに見えるはきれいなお庭。一部、開け放たれた部分もあり外の空気が入ってきて、言葉を失うほどの空間美。
担当の仲居さんが、ご挨拶に見えて、湯上りの飲み物をいかがですか?と。ダーリンは梅酒。日本酒で作った梅酒だそうです。
私は梅ジュース。美味しかった!
いざ、夕食!!
冷酒、忠正。仲居さんが注いでくれました。中辛。ちょうどいい味です。美味しかった。
ダーリンのビール。スタンバイOK。
お酒は八海山。これもスタンバイOK。
おちょこが選べます♪
じゃーん。期待ふくらむ、最初のひと皿です。
美味しいです。懐石料理のスタートはこうでなくっちゃ!と思わせてくれるひと皿です。
胡麻豆腐がいいです。雲丹が上質です。そしてお出汁が美味しい。ちょっと酸味が入っていて、初夏らしく涼しげな味わいです。
八ツ橋盛、菖蒲の葉。ひとつの風景のような盛り付けだね。
そしてそこに小鳥が止まっているかのよう。
伊豆心太、土佐酢、たたき海老、芥子、青のり、ごま。ところてんと海老がこんなに合うなんて!と驚いた。
常武士肝和え、芽葱。
穴子塩焼、すだち。
合鴨ろーす煮、山葵。
蛇腹胡瓜。メチャクチャ上質なキュウリの塩もみといったところ!美味しかった♪
茗荷寿司。
玉蜀黍真丈。とうもろこし! 白いところは白身かな。そんな風味がした。
ところてん。美味しかった! 西伊豆土肥のところてんだそうです。土肥へ行ったとき食べたけど、そのときより美味しい。というか、ところてんってこんなに美味しいものだったっけ?と思った。
合鴨ろーす煮。美味しかった! 野趣あふれる鴨の味わいでした。
とうもろこし、甘い~♪ うちの家族はとうもろこしが大好き♪♪♪♪
常武士肝和え。ワカメがチュルンととろけた! お出汁が美味しい宿は、こういうさりげない品が美味しいね。肝の味より、出汁の味わいが印象に残りました。
鱧焼霜葛たたき、冬瓜、梅干、清汁仕立、蓴菜。いいお椀です。柳生の庄さんは、とにかく品のよい器の数々で、どれもこれも素敵でした。
お出汁のいい香りがふわぁ~っと。
冬瓜! お出汁が浸みてていいお味でした。
梅干し。酸っぱくない。甘味を感じる梅干しです。
鱧。
本鮪、障泥烏賊。
土佐醤油でどうぞ、とのことでした。
白身はヒラメ!
煎り酒。ヒラメはこちらで。山葵付けずにどうぞ、とのことでした。
あおり烏賊。甘かった。美味しかった! 山葵は中伊豆産♪
本マグロの間に挟まっているのは大根おろし、その上は温泉卵の黄身。
ひらめ。美味しかった!
かわのり。
最後は本マグロと伊豆のわさびで♪
温石料理。焼くは、和牛、伊豆椎茸、ずっきーに、青唐。
薬味は、柚子割醤油、大根おろし、塩、山葵。
温石!
アツアツジュージューですっ!
思ったよりけむりモクモクで、すぐ焼けます(笑)。
伊豆の椎茸やズッキーニも美味しかった♪
活鮎塩焼、たで酢、金時生姜。
絶品でした。よろしければ頭からどうぞ、とのことでした。
本当に頭からすんなり食べれます。身がホクホクです。感動的な美味しさです。
近くを流れる狩野川は、鮎の友釣りの発祥地なのだそうです。柳生の庄さんでは、鮎の塩焼きは、この時期のこのサイズの鮎を出すのだそうです。鮎の美味しさを知り尽くしている宿ならではのこだわりだと感動。
お部屋の水を飲んでいたら、仲居さんがさりげなくほうじ茶を持ってきてくれました。ありがとうございます! とっても優しい仲居さんでした。
伊勢海老具足煮、うど、木の芽。
完食。優しい醤油味の出汁で炊いてありました。たとえて言うなら、親子丼の出汁??
赤出し仕立、玉子豆富、打みつば、粉山椒。玉子とうふが、いいやわらかさ。赤だしと不思議と合いました。
夏越ごはん、夏やさいかき揚、生姜だれ。
白瓜、茄子、山芋、昆布。
とうもろこしやタマネギなどのかき揚げです。この時期ならではの縁起もののご飯だそうで(柳生の庄の名物とか、そういうことではないそう)、ありがたくいただきました。
美味しかったからもう1枚。山椒煮の昆布?かなり美味しかった。
夏越ごはんだけでは足りなかったら、ご飯お持ちしますとのことでした。柳生の庄さん、すんごく親切! ダーリンはもちろんのことおかわり。
おかわりご飯のお供。じゃこ有馬煮。これが旨かった。これも手作りだそう。ふんわりやわらか。ダーリンの、ひと口もらった♪
奄羅椰子乳粥、黒みつ、ちゃーびる。
茘枝寄、黒豆、みんと。寒天のゼリーだそうです。
ココナッツミルクのお粥ですって、どういうこと?!と仲居さんの説明を聞いてもピンとこなかったのだが、本当にお粥だった。お粥のトロミがついたココナッツミルク。そこに黒蜜タラリ♪
マンゴーとも合う。トロピカルなのに和風♪ 絶品に旨かった!!
ライチのゼリー! なかなか美味しいお食事でした。最初の胡麻豆腐と、最後のデザートが、ぜっっっっぴんに美味しいです。最初と最後がビシッと決まっていて、さすがという感じです。間、さまざまな品をいただきましたが、鮎の塩焼きが特に忘れらない美味しさでした。
今日のナンバー1!