御宿かわせみ 夕食編(5回目) 2017/12/05
池の鴨さんたちは、今日も元気。きれいな庭を眺めながらいただく抹茶が楽しみになってきています。
お抹茶。
しおみ饅頭。
今日は、私が白。ダーリンが抹茶。
部屋でお煎茶をいただききました。
前回、将棋盤を貸していただいたら、最初から部屋にセットしてあってプチ感動。こういうの、うれしいね。
これは何だろう??? 猿?と思ったのは私。何かの干支?とはダーリン談。答えは↓。
「穏」。
「伊兵衛」。私ごのみでした!! 甘い。でもしつこい甘さじゃない。スッキリしてる。
出来立て自家製唐墨。
大根とねぎが添えてあります。
香箱蟹 内子ソース。
香箱蟹が気になりつつも、からすみから。まずはかじってみた。味が濃い。
大根で挟んでみる。
これが驚くほど旨い!!!
内子ソースをペロッとなめてみて衝撃! 内子がドバーッとかかってるだけなのかと思いきや、上品な出汁の味わい。ソースとして完成されてる!
下には山芋のゼリー寄せ。シャッキとした食感も加わる!
そして蟹!! 旨い。香箱蟹ってこんなに美味しいものだったんだ。
寒鮃 松前椀。
上におぼろ昆布、うぐいす菜、柚子。
ヒラメがプリプリ。
ヒラメの脂が浮いてる!
食べ終わっちゃうのが惜しくて惜しくて・・。食前酒の「伊兵衛」が進んで、お酒弱いのに、珍しく全部飲んでしまった!
外子も発見!
今ごろ気が付いた! これはひょっとしてサンタクロース?
袋持ってるんだね。来年は戌年なのに、猿のはずがない(笑)。
「穏」。
師走 大祓いの盛合せ。
支柱を外すと、料理が茅の輪にに通って、まるで食事にお祓いをしたみたいに♪ 素敵な演出をありがとう! 来年もふたり元気でかわせみさんに通えますように。
トリュフおから玉子。
牛蒡ミモレット。
金時人参マリネ。
牡丹海老 千枚蕪 アンチョビソースかけ。
鮟肝ちり酢和え。
ふぐ唐揚。
餅慈姑。
ミモレットが、鰹節みたいに削ってあるの。牛蒡+鰹節を口が期待してるのに、広がる味わいが洋風で意表を突かれる! 面白い。
コレ、おいしかったなぁ。甘いんだけど、食事を邪魔しない甘さ。中に梅のゼリーみたいなのが入ってて美味しかった。仲居さんが説明してくれたんだけど、名前忘れちゃった。
ゆで卵サラダみたいなものなのかと思ったら、中から黄身が出てきてビックリした。めちゃめちゃ美味しい。黄身を味噌か何かに漬けたものだろうか? 凝縮した旨味。ダーリンはこれがかなりお気に入りの様子。
私はコレが好きでした。あんきもポン酢のようなものはよく食べるけど、「ちり酢」が妙に美味しい。よく食べる味のようでいて、今まで食べたことないくらい美味しい。
ふぐ唐揚げ。ビールに合うような味の唐揚げ! ふぐの身がプリプリ。骨付き。美味しかった~。
餅慈姑。これも美味しかったなぁ。私が知っているもので言えば・・一番近いのは、さつま揚げ! なんとも形容したがい食感と味。上は山淑味噌。ピリッとするのがすごくいい。
本鮪。
虎ふぐ。
本鮪は土佐醤油で。
虎ふぐはポン酢で。
虎ふぐの皮!
虎ふぐ刺し。厚切り♪ 歯ごたえがいい。
虎ふぐ湯引き。
もみじおろし。こんなに虎ふぐが食べれるなんて・・と感動でした。前菜の唐揚げも合わせて、虎ふぐ尽くしのよう。
最後まで取っておいたのは、この2品。「牡丹海老 千枚蕪 アンチョビソースかけ」。アンチョビソースが美味しくて。
そして「鮟肝ちり酢和え」。食べ終わっちゃうのが惜しかった。
そして鮪へ。一番上に乗っていたのは赤身でした。この日のマグロは「大間」ではなかったようですが、十分満足でございます。
2番目は中トロ。とろけます。
一番下はさらに脂の乗ったトロ。最高です!
ちょっと多めに山葵をつけて・・と。かわせみさんのお造りは、いつも期待以上です。
2017年12月の吟味特撰は「芹 と 蕪 と 仙台牛 と」。すきしゃぶ仕立てです。お肉に釘付けで、料理の全体像を撮るのを忘れました(笑)。
トリュフソースに、冬トリュフ♪ この柚子も、一緒に食べると美味しいの。
白きくらげ。チュルンとしてる! そして味がよく浸みてる。
こんにゃく! これは会津こんにゃくなんじゃないかなぁ。白きくらげと食感がよく似てる! 面白い取り合わせ。
下に蕪。味がよく浸みてて、火の通り具合絶妙の蕪。
芹!
仙台牛にトリュフソースに冬トリュフ。なんて幸せなんだろう。
蕪とこんにゃく。
仙台牛で芹を巻いてみた、の図。奥は白きくらげ。
蕪と仙台牛を一緒に食べてみる、の図。
抹茶と林檎のソルベ。
蕪が美味しいな・・と思っているの図。食べ終わるのが惜しくて、どんどん食べるのが遅くなる(笑)。
美味しいソルベでした。福島飯坂は、りんごの収穫が最盛期のようです。飯坂のりんごなのかな。りんごを食べているかのような美味しいソルベです。最後にフワッと抹茶が鼻に抜けます。
のどぐろ黒胡椒焼き 法蓮草と蓮根のスープ仕立て。
わお。スープにのどぐろが浮いてる!
法蓮草のスープです。とろみがあります。蓮根のとろみなんじゃないだろうか。
のどぐろがいい感じの焼き具合です♪
海老芋も!!
のどぐろって美味しい魚だよなぁ・・先月もダーリンとそんな話をしたねぇ。
スープにのどぐろの味が出てるのかなぁ。魚のスープのような、和風の出汁のような。こっちが「吟味特撰」みたいだ、と思った(笑)。
海老芋。前月かわせみさんで食べて以来、私は海老芋の大ファン(笑)。今月の海老芋も美味しかった!
のどぐろ。チュルンチュルンです。
目の前に出されてビックリした。牡蠣ご飯ですよ!!
豆腐とバーズという海藻のお味噌汁。「ばーずごろし」=「坊主ころし」=「坊主いらず」の長寿食なんだそうです。「健康を祈念して・・」と仲居さんが説明してくれました! 心のこもった食材のチョイスに、かわせみさんのもてなしの心を感じます。バーズは、もずくに似てるけど、もっとクセがない感じで美味しかった。海藻がそんなに好きじゃないダーリンが「旨い!」と言ってたのが印象的。
赤かぶ漬け。甘酸っぱい。飛騨で食べる赤かぶ漬けが田舎風の素朴な味わいなら、これは京風?上品な味でした。
白菜漬け。
下が茶碗蒸しになってるの。まずは牡蠣ご飯だけで、途中で下の茶碗蒸しと混ぜて雑炊のようにどうぞ、とのことでした。
小さく刻んだ牡蠣がいっぱい入ってますよ~。
松茸ご飯に負けてないと思われます(笑)。
こんなごちそうが最後に出るとは思っていなくて、収束するどころか、再度ボルテージが上がってしまった。
混ぜ混ぜして食べてみた、の図。
美味しかった! これが「吟味特撰」でもいいくらいだ(笑)。
苺チョコレートケーキ。
これは上品で美味しいラ・フランスですよ~。ピッタリ食べごろ。
周りに苺。上にチョコレートソース。
中はババロアとカスタードだと思う。美味しい!!
スポンジも入ってる! ババロア、カスタード、スポンジ。イチゴの酸味とチョコレートの苦み。絶妙のバランス。生クリームは使ってない。普通とはちょっと違う。でもそれがすごく美味しい。かわせみさんっぽいケーキだなと思った。
このソースは、マンゴーと思う。ちょっと酸味があって美味しいソース。ケーキにつけて食べるとこれまた美味しかった。
夜食をいただきました。
梅とおかか。
大満足。あまりにも食事に夢中になり過ぎて、テレビも観ずにバタンキューの1日目でした。
今日のナンバー1!